トラヴィス『カルト』、“撮影中に3キロ太ってしまって”とあびる優
2013年07月23日
トラヴィス配給『カルト』の初日舞台挨拶が20日(土)、渋谷ユーロスペースにて行われ、立ち見客も出るくらい満席の劇場は熱気で興奮状態となった。『パラノーマル・アクティビティ』などを彷彿させるフェイク・ホラーということで本人役で出演したあびる優、岩佐真悠子、入来茉里、そして白石晃士監督が登壇した。
(写真右より入来、岩佐、あびる、白石監督)
まずは白石監督が「本日は荒川で花火大会がある中、人が死んだりしたりする呪われた映画を見に来てくれてありがとうございます!」という柔らかな一言から始まり、あびるが「暑い夏の夜、涼しくなって帰っていただければいいですね」、岩佐が「みんな本人役で出ているのでリラックスした感じで撮影出来ました。その空気を映画で感じてもらえたら」、入来が「わたしホラーは怖くて普段見ないジャンルなんですが、現場はすごく楽しくやれましたので、今日はそんなお話ができたらと思います!」と一人づつ挨拶をし、撮影現場のチームワークの良さをのぞかせた。
続いて司会者から「今回、皆さん本人役で演じることに関して役作りなどかえって難しかったのでは?」という質問が出ると、あびるは「私はすべて自分だったらという置き換えができたので、かえってやり易かったです。ナチュラルに出来ました」、岩佐は「私は逆にやり辛かったです。監督から怖がりの性格でいて欲しいというのがあったんですけど、私は全然物事に動じないタイプなので自分を演じているのにそうじゃないみたいなところが恥ずかしかったです」、入来は「現実と非現実が混ざってる感じで、演じていて楽しかったです」と三人三様の答えで、監督も演出意図に沿った答えだったと同調していた。
さらに撮影中のエピソードを聞かれると、あびるが「この撮影中に3キロ太ってしまって…実はそれから体重戻っていません!」という笑撃の告白で会場を大いに沸かせた。あびる、岩佐という二人の先輩とは初共演という入来は「頼れるお姉さん、安心して甘えられます」と映画の内容そのままの関係をアピール。
最後に白石監督から「軽い気持ちで観てください。三人の女優さんのアンサンブル、そして今日舞台挨拶には来られませんでしたが悪霊と戦うヒーローのような存在の霊能者NEOを演じた三浦涼介君の熱演にもご期待ください」という言葉で締めて、マスコミによるフォトセッションで終了した。