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現代の「若者たち」へ!妻夫木聡「熱を呼び起こさせる」

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現代の「若者たち」へ!妻夫木聡「熱を呼び起こさせる」

2014年07月03日

 フジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち2014」(7月9日~水曜午後10時)の完成披露試写会が3日、都内で行われ、妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平、蒼井優、長澤まさみ、橋本愛、吉岡秀隆の豪華“若者たち”9人がずらりそろった。60年代の名作を現代に再び。主演の妻夫木は「今の若者たちに熱を呼び起こさせるドラマを作っている自信がある」と力強く語った。

 1966年放送のドラマ「若者たち」をベースに、2014年の物語によみがえらせる。「北の国から」の杉田成道監督が約20年ぶりに連ドラのメガホン。第1話から熱いセリフの応酬。試写会で約200人の反応を確かめ、杉田監督は「50年たって振り子が戻ってきて、当時の感性と通じるものがあるのではないか」と手応えを語った。

  妻夫木は「この人となら死ねると感じた」と杉田監督に絶対の信頼を寄せ、「今の若い人は冷めていると言われるけれど、昔の若い人も今の若い人も根本は変わらないと思う。(現代の若者を)代表してどんどん熱を発散したい」と意気込んだ。

 早くに両親を亡くした佐藤家の5人兄弟を軸に描く青春群像劇。長男・旭(あさひ)役に妻夫木、次男・暁(さとる)役に瑛太、長女・ひかり役に満島、三男・陽(はる)役に柄本、四男・旦(ただし)役に野村。さらに、蒼井、長澤、橋本、吉岡が佐藤家にかかわる男女を演じ、激しいぶつかり合いで若き生命を鮮烈に刻む。

 名匠の演出の下、演技派ぞろいの芝居も熱が入る。瑛太は「参加できて心から嬉しい」と噛みしめた。満島は妻夫木と演技面で衝突したことを率直に明かし「最後までもがいて撮影したい」、蒼井も「慣れ合いになることなく」と決意を込めた。一方で、妻夫木の率先したリードで笑顔は絶えず、瑛太は「みんな、妻夫木さんが大好き」とはにかんだ。

 杉田監督のほか、「Dr.コトー診療所」などの中江功氏、「最高の離婚」などの並木道子氏が演出。また脚本は、映画「テルマエ・ロマエ」などの武藤将吾氏が胸に響くセリフをつむぐ。主題歌は、森山直太朗が名曲「若者たち」をアレンジしてカバーする。


※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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