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「ndjc」若手監督の短編5作品が遂にお披露目

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「ndjc」若手監督の短編5作品が遂にお披露目

2011年03月10日

ndjc合評上映会.JPG 映像産業振興機構(VIPO)が企画・実施する「ndjc 2010:若手映画作家育成プロジェクト」で製作された短編映画5作品が、一般公開に先駆けて、このほど東京と大阪で行われた合評上映会でお披露目された。製作開始から約半年を経て完成した力作ばかり。5人の若手監督は、緊張と期待を胸に観客の反応を見守った。

 合評上映会は、2月21日に東京の新宿バルト9、同28日に大阪のシネ・ヌーヴォで開催された。映画界の未来を担う才能たちの作品に対する関心は高く、バルト9には業界関係者や一般モニター延べ300名が来場。シネ・ヌーヴォには約60名が集まった。

 「ndjc」は、優れた若手映画作家をワークショップや製作実地研修などによって発掘・育成するもの。文化庁委託事業として2006年度より毎年行われている。バルト9で挨拶に立った小松弥生・文化庁文化部長は「このプロジェクトを巣立った作家が、すぐに花開いてくれればもちろん嬉しいですが、歳をとってから大輪の花を咲かせてくれるケースもあってもいい。いずれにせよ、これをステップにして大きく花開いて欲しい」と若手監督たちにエールを送った。

 上映された5作品は、高橋康進監督「曇天クラッシュ」、藤村享平監督「逆転のシンデレラ」、松永大司監督「おとこのこ」、三宅伸行監督「RAFT」、森英人監督「動物の狩り方」。いずれも35ミリフィルムで撮影・編集された約30分の短編。

ndjc合評上映会2.JPG 5人の監督は、東京と大阪両方で舞台挨拶に立ち、それぞれ自作を熱っぽくアピール。上映会後の名刺交換会では、業界関係者へ積極的に売り込みを図った。バルト9では、指導に当たったスーパーバイザーの桝井省志プロデューサー(アルタミラピクチャーズ代表)が「厳しい感想をビシビシ言ってあげてください。そんなことで、へこたれることはありませんから」と来場者に呼びかけた。

 合評上映会は今後も予定されており、3月15日には東京・シネマメディアージュ、同17日には沖縄県立博物館・美術館で開催される。両会場の一般モニターは現在募集中。いち早く若い才能を発見してみてはいかがだろうか。詳細は公式ホームページで。  

 舞台挨拶での各監督の挨拶は「エンタメ教育の現場から」に掲載。



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