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シングルマザーの映画、内山理名主演で製作

【FREE】シングルマザーの映画、内山理名主演で製作

2017年06月10日
左から長谷川、木村、内山、松本監督 左から長谷川、木村、内山、松本監督

 シングルマザーたちの知られざる実態にスポットライトをあてる映画『singlemom 優しい家族。』の製作記者発表会見が9日、南麻布のセントレホールで行われた。当日は、監督を務める松本和巳、主演の内山理名、共演の木村祐一、長谷川葉音が登壇した。

 松本監督の説明によると、同作はシングルマザーの実態を知ってほしいという想いから、北海道のニセコ町協力のもとスタートした企画。全編ニセコ町で撮影を行う予定で、製作費の一部をクラウドファンディングで補う。「限られた製作費の中で進めている事情もあるが、一般の方々との輪づくり、支え合う社会を目的にクラウドファンディングを行う。内山さん演じる主人公のシングルマザー、マナミに起こる出来事のほとんどが事実。マナミが背負うものは、現実のシングルマザーが背負っているものとして描きたい。また、本作の収益の一部は、シングルマザーの方々、そのお子さんに向けた寄付に活用していく」(松本監督)。クラウドファンディングは、モーションギャラリー内でこの日より始まっている。

 会見で主人公マナミ役の内山は、「台本を読んだ時、(シングルマザーの実態を知り)同じ女性として胸が苦しくなった。演じることによって彼女たちの支えにわずかでもなりたい。そうでない方に向けても一人じゃないというメッセージが伝わる様に、人間味あふれる役を演じたい」と意気込みを語った。マナミと出会うミニカー職人役の木村は、「僕が演じる役は、職人であるがゆえに人と上手くコミュニケーションがとれない男。でも感覚的に研ぎ澄まされていて、人への観察力がある人間。松本監督の熱意は完璧に伝わっているので、頑張りたい」。マナミの子ども役の長谷川は、「演技初経験だから、とても緊張している。けれど、私のお母さんもシングルマザーなので、今回のストーリーは分かることが多いと思う」とコメントした。

 製作委員会はテンダープロ、MK、渋谷プロダクション、クレイ、ヒロコーポレーション、ペリカン。撮影は6月20日から2週間。配給は渋谷プロダクション。公開は来年5月予定。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。