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UE『ケアニン~』、完成披露に鈴木監督ら

【FREE】UE『ケアニン~』、完成披露に鈴木監督ら

2017年06月14日
 ユナイテッドエンタテインメントが配給する、介護の現場を描いた映画『ケアニン~あなたでよかった~』の完成披露試写会が12日夜、虎ノ門のニッショーホールで開催され、主演の戸塚純貴、共演の水野久美、松本若菜、監督の鈴木浩介(ドラマ作品「下町ロケット」「沈まぬ太陽」、映画作品『コスメティックウォーズ』)、監修の加藤忠相(介護サービスの(株)あおいけあ代表)、主題歌の香川裕光が登壇した。

 同作で戸塚は新人の介護福祉士・大森圭役、水野は認知症にかかった高齢者・星川敬子役、松本は大森の先輩スタッフ・佐藤夏海役をそれぞれ演じた。大森は、初めてメインで担当することになった星川に対し、いかに関係性を深め、仕事に向き合っていくのか。

 完成披露試写会当日は、北海道から沖縄まで全国から駆けつけた観客によって、742人キャパの会場は満席となった。鈴木監督は、「55の年齢で手掛けられたことはタイミングとして良かった」とコメント。主演の戸塚は「(役づくりで)あおいけあさんに伺い、高齢者の方々と食事した。介護に対して、前向きなイメージがなかったが、この場所にいる方々はすごく楽しそうで、互いを励まし合っていた」と振り返る。さらに、「自分が受けた衝撃を役に投影しようと頑張った」と思いを語った。80歳の水野は、「私は認知症になっても可笑しくない年齢。もしなってしまっても、(同作を観て)こういう人がいると思えると、安心できる。そういう映画」と話した。戸塚と共演の機会が多いという松本は「勝手に弟の様に思っている。本作では、先輩スタッフの役を演じたが、私も介護の世界は新鮮な事ばかり。戸塚君の芝居を受けることで、演じた部分も多かった」と振り返った。

 製作委員会はワンダーラボラトリー、ライブラリーコンテンツサービス、ノブピクチャーズ、ユナイテッドエンタテインメント、HORIZON、エイチエムプラス。6月17日より全国順次公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。