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新ピカで披露『足りない二人』次の目標発表

【FREE】新ピカで披露『足りない二人』次の目標発表

2019年02月27日
 新進30代俳優二人が5年の月日をかけて完成させた『足りない二人』(配給:UNUS)のプレミア上映が21日、新宿ピカデリーで実施された。主演・監督・脚本の佐藤秋、山口遥が登壇。二人の制作姿勢を称える映画パーソナリティの伊藤さとりもゲストとして駆け付けた。

 チケットの申し込み数に応じて上映スクリーンのキャパが拡大していくという特殊な方法で行われた先行抽選販売の結果、同館3番目の座席数を誇るシアター3で上映。舞台挨拶で佐藤は、「上映は願っていましたが、こういう風に実現できるとは思っていませんでした。ここに立てているのは色々な人たちの支えがあったからです」と感謝の言葉を述べた。山口は「新宿の大きな映画館での上映を公言してはいましたが、くじけそうになる瞬間も多々あったので、こうして皆さんに映画を観てもらえる機会が嬉しい」と喜びを表現した。また、今後は北海道での上映を行い、全国展開を行うという新たな目標もこの場で発表した。

 同作は、電車が通っていない北海道積丹郡美国町の極寒の景色で描かれる、行き詰まりの生活を送りながら共同執筆をする漫画家男女の物語。伊藤は、「最初は映画監督をしたことのない人の作品ということで、かなりのインディーズ寄りの内容なのかなと思いましたが、冒頭のシーンから惹きつけられました。ある意味恋愛映画で、同じ夢を持つ二人が恋をすると大体上手くいかないことが多いけれど、それを淡々と描きながらも、女心と男心のすれ違いを表現している点が良かったです」と熱く語った。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。