閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

東映『みをつくし』イベに松任谷×角川監督

【FREE】東映『みをつくし』イベに松任谷×角川監督

2020年10月14日
 東映配給『みをつくし料理帖』の公開記念スペシャルイベントが12日、有楽町の朝日ホールで開催され、音楽を担当した松任谷由実、角川春樹監督が登壇した。

 角川監督が、ベストセラー小説を原作に生涯最後のメガホンをとった同作は、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語。

 『ねらわれた学園』『時をかける少女』の主題曲を歌い、『Wの悲劇』では薬師丸ひろ子に呉田軽穂名義で主題歌「Woman “Wの悲劇” 」を提供するなど角川映画とは縁の深い松任谷。今回は手嶌葵に主題曲「散りてなお」を提供している。

 イベントで今回の楽曲制作オファーについて松任谷は「角川さんから『春よ、来い』を超える歌を作ってくれと、大変難しいお題だった」と言うも、「作品全体の世界観を5分間にギュッと凝縮して、聴いたことがあるけれどまだどこにもないメロディを意識した。それができたと思うし、必ずや沢山の人に聴いてもらってカバーをしてもらいたい。私自身も早々にセルフカバーをしている」と自信を覗かせた。また、松任谷は角川監督に「この曲で泣かせます!と宣言した」と語り、角川監督は「泣きました」と答えた。続けて角川監督は「これまでのユーミンの曲とは違う、異質な楽曲。歌詞も古典的。それに驚いた」と名曲誕生を確信した様子で話した。また、この日は、福岡からリモートで手嶌も参加した。

 16日(金)より全国公開される。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。