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ノヴェチェント、賃料83%アップ対応費でCF

【FREE】ノヴェチェント、賃料83%アップ対応費でCF

2020年10月28日
 横浜のシネマノヴェチェント(横浜市西区中央2‐1‐8 エスプラスビル2F)は、賃料83%アップに関する対応費用を集めるためのクラウドファンディングをモーションギャラリー内で実施中。目標額は1百万円で、12月7日まで支援を募っている。

 2015年2月にオープンした、固定席28の日本最小フィルム映画館の同館は、コロナ禍が日本を覆う前の2020年2月に、開館5周年を迎えたばかり。コロナ禍では2か月近い休業を余儀なくされ、9月19日以降も自主規制としてキャパシティを50%以下に絞り営業している。厳しい状況が続く同館だが、10月に3度目の賃貸契約の更新日を迎えた。CFのページには、「当館が入居してから、入居ビルのオーナーは3度変わっており、現在のオーナーになってからの契約更新は初めてだが、その内容通知書をみて驚きを隠せなかった。諸々の事業を理由に、現行家賃を税込で83%値上げするというものだった」などと記している。

 物件オーナーとの交渉時に発生する諸経費を集めるべく、CFがスタートした。集まった資金は、交渉代理人を請け負ってくれる弁護士事務所への費用や、交渉中・裁判になった場合の諸費用に充てる。仮に、裁判までは行かずに折り合いがついた場合には、資金残金で映写設備、換気扇や空調設備の交換や清掃など、シアターのクオリティを保つためのメンテナンス費に充てる。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。