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TIFF、『神在月のこども』拍手にmiwa感涙

【FREE】TIFF、『神在月のこども』拍手にmiwa感涙

2020年11月05日
 第33回東京国際映画祭では10月31日に『神在月のこども』(配給:イオンエンターテイメント)のスタートアップイベントを実施。屋外上映企画のひとつで、東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場で行った。原作者でコミュニケーション監督の四戸俊成、主題歌「神無‐KANNA‐」を歌うmiwaらが登壇した。

 “神無月=かんなづき”と呼ぶ10月を、出雲では“神在月=かみありづき”と呼ぶ。同作の主人公は、母を亡くし、大好きだった走ることと向き合えなくなった少女カンナ。絶望の淵に母の形見に触れたことで、歯車が回り始める。カンナの前に現れた神の使いのうさぎは、東京から出雲までの旅に彼女を誘う。

 この日の冒頭、四戸は東京から始まる物語として、スタートアップの意味を込めてイベントを実施することを説明し、「ここが出発地点」と2021年公開を目指す意気込みを語った。続いてmiwaが登壇し、「つい先日、レコーディングしたばかり。こんなに早いタイミングで披露するのは初めてのこと」と異例のスピード感をもって観客に届けることの喜びを語った。歌唱前、MCから観客席には、コロナ禍の感染拡大防止策として、「声援はNG。拍手だけでお願いします」とアナウンス。そうしたなかでmiwaが主題歌を披露すると、鳴りやまない拍手が起こり、miwaは感動の涙を流しながら、「(コロナ禍でライブを行えず)こんなに温かい拍手は久しぶり」と喜びをかみしめた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。