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『トップガン~』来日のトムとジェリー熱弁

【FREE】『トップガン~』来日のトムとジェリー熱弁

2022年05月24日
『トップガン マーヴェリック』の会見に登場したトム・クルーズ(右)とジェリー・ブラッカイマー 『トップガン マーヴェリック』の会見に登場したトム・クルーズ(右)とジェリー・ブラッカイマー

 東和ピクチャーズ配給『トップガン マーヴェリック』(5月27日公開)の主演トム・クルーズ、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーによる来日記者会見が23日、東京ミッドタウン ホールAで開催された。

 トムの来日は3年10か月ぶり24回目。『トップガン』を代表するBGM「トップガン アンセム」をバックに会見に現れ、会場に詰め掛けた多くのマスコミから無数のフラッシュを浴びた。トムは「前作から36年待った。コロナでも2年待つことになったが、日本に戻って来れて嬉しい。作品を共にできることに興奮している」と挨拶。ジェリーも「2年半ぶりに来日できて嬉しい。トムは1番のビッグスター。この映画を皆さんと共有したい」と語った。

 1986年に公開された前作から36年もの年月がかかった理由について、トムは「何十年もファンから続編を求めてられてきたが、準備ができていなかった。ただ、ジェリーとまたこの作品を作り上げたいと思っていた。観客の皆さんが戦闘機のコックピットに座っているような感覚を味わえる作品にしたいと思っていたし、感情的なストーリーであること、その全ての正しい要素が揃ったので作ることができた」と説明。パイロットの免許を持ち、操縦の訓練をしている時も、常に映画にどのように生かせるかを考えてきたという。

 撮影はグリーンスクリーンを使わず、実際に俳優がF18のコックピットに乗り込んで行われた。体にかかる重力は7~8Gに及ぶため、まずはプロペラ機に乗り、曲芸飛行に慣れ、それから戦闘機に慣れるプロセスを踏んだ。ジェリーは「前作も俳優をF14に乗せたが、俳優はみんな吐くか失神してしまったため、(コックピットの映像で)使えたのはトムだけだった。今回の俳優は、映画の中で飛行機が上昇すれば彼らも上昇しているし、降下していれば(彼らも)降下している。海軍の飛行士のようなことを実際にしている」と、入念なトレーニングが実を結び、リアルな映像を撮ることができたことをアピールした。

 また、トムが59歳になってもトップ俳優でいられる秘訣を聞かれると「単純に、一生懸命に仕事をしている。幸いなことに夢を生きていて、映画を作り、世界中を旅できている。自分をもっと高めようと思っている」と、ストイックなトムらしい回答で応じた。

 会見は14時から開始予定だったが、2人が早めに会場に着いたため、13時40分過ぎから異例の繰り上げスタート。40分間予定だった会見が1時間に増えたが、1つの質問に2人が20分以上かけて熱弁するなどまだまだ話し足りない様子で、作品にかけた情熱を溢れさせた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。