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羽田空港に全長40mのゴジラモニュニメント登場

【FREE】羽田空港に全長40mのゴジラモニュニメント登場

2025年12月20日
左から大田、福本、赤堀の各氏。背後にゴジラモニュメント 左から大田、福本、赤堀の各氏。背後にゴジラモニュメント

 東宝、日本空港ビルデング、東京国際空港ターミナルの3社が連携したプロジェクトとして、羽田空港第3ターミナルに巨大なゴジラモニュメントが登場。その完成報告イベントが19日に同所で行われ、東宝の大田圭二専務執行役員 兼 CGO(チーフ・ゴジラ・オフィサー)、東京国際空港ターミナルの赤堀正俊代表取締役社長、ゲストとして俳優の福本莉子が出席した。

 国際線が発着する第3ターミナルの出発ロビーに作られたゴジラモニュメントは全長約40m、高さ約9mを誇る。初代ゴジラをベースにした造形で、映画に登場した身長50mのゴジラに匹敵する超巨大サイズ。天井近くから猛々しい顔がのぞき、ゴツゴツした肌や青く輝く背びれもインパクト大。出発ロビーに到着した観光客らが早速スマートフォンをとりだし、写真を撮る姿が目立った。

 当初2020年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックを見据え、2019年に羽田空港に提案したという大田氏は、コロナ禍で中断を余儀なくされたことを振り返りつつ、「日本空港ビルデング様、赤堀社長をはじめとする東京国際空港ターミナル様のご協力、ご支援のもと、この困難を乗り越えて今日実現に至った。6年の日々があったので、本当に万感の思い。感激の一言」と表情を崩した。一方の赤堀氏は、ゴジラのプロジェクトを進めるにあたり関係会社に挨拶に向かったところ、「皆さん笑顔になる。例えば京浜急行に行った時には『ウチの品川駅が(ゴジラに)潰されたんだよ』と(笑)。羽田空港に関しても第22作(『ゴジラVSデストロイア』)で滑走路をめちゃくちゃにされたが、それをみんな笑顔で話す。いかにゴジラが愛されているのかを感じた」と、今回の企画が関係各所からも喜ばれたエピソードを語った。

 出発ロビーだけでなく、到着ロビー階でも、吹き抜けの壁面を360度ゴジラ怪獣たちが彩り、高さ2mのゴジラ立像(『ゴジラ-1.0』)も設置される。出発時・到着時ともゴジラに遭遇する異例の取り組みとなり、ゲストの福本は「私たち日本人にとっても世界に誇れる素晴らしいプロジェクト」と笑顔を見せた。なお、このモニュメントは1年間の公開を予定。

 (取材 平池由典)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。