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第4回沖縄国際映画祭閉幕、次回開催決定

【FREE】第4回沖縄国際映画祭閉幕、次回開催決定

2012年04月03日
 第4回沖縄国際映画祭が31日に全8日間の日程を終了。当日はメイン会場の沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)でクロージングセレモニーが行われ、各受賞作品が発表された。

 一般審査員と、観客のアンケートで決定する長編プログラムの “Laugh部門” 海人(うみんちゅ)グランプリは、憧れの女性の気を惹くためにバンドに挑戦するオタクを描く「SuckSeed」(チャヤノップ・ブンプラゴープ監督/タイ)、 “Peace部門” 海人グランプリは、映画プロデューサーと年老いたメイドの心温まる話を描く「Tao Jie(A Simple Life)」(アン・ホイ監督/香港)がそれぞれ受賞した。また、5名の審査員が選ぶ “審査員特別賞 ゴールデンシーサー賞” も「Tao Jie(A Simple Life)」が受賞。チュー・フーシェン審査委員長は総評の中で、「『Tao Jie』は、常に笑顔で、善意を持って人と接し、周りの物事に向き合い、人生を全うする生き方を見せてくれた。人生のあり方について真剣に考えさせられる素晴らしい作品」と感想を述べた。なお、同じく5人の審査員の投票で決まるスペシャルメンションでは、「アーティスト」(仏)と「タバコイ~タバコで始まる恋物語~」(TBS映画)が選ばれた。

 今回の同映画祭には、開催期間中に推定で過去最多の41万人(これまでは第2回の38万人)の来場者を記録。マスコミも、国内116媒体、計約300人、海外メディアの取材も過去最多の40媒体が訪れ、大きな盛り上がりを見せた。なお、来年の「第5回」開催もこのほど決定。同所で、3月23日(土)から30日(土)まで行われる。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。