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放送界、7月第4週(24日~30日)の動き

【FREE】放送界、7月第4週(24日~30日)の動き

2006年08月01日
 日本列島の広い範囲でようやく梅雨明け。観測史上6番目という遅い夏 “本番” を迎え、待ちかねた児童たちに水の事故が伝えられる。日本人の平均寿命が前年より男女ともやや短くなり、05年は男性78・53歳、女性85・49歳に。女性は21年連続世界一だが、男性は2位から4位となっている。この時期テレビのHUTが例年下がる傾向で、先週のG・P帯は3ポイント程度低い62・9%、要因の一つに「巨人戦」の不振もあげられるが、昨年同期のナイター比較ではほぼ互角(7%)の成績。

〈24日〉
 D‐paが2011年7月24日の地上アナログ放送終了し地デジに完全切り替るまで、ちょうど5年のセレモニーに竹中総務相もひと役。QRは新社屋からの発信で記念イベントの四谷~浜松町を大行列の「さよなら四谷こんにちわ浜松町」放送。VRインタはネットによる検索行動の実態調査を行い1ヵ月の検索結果夏視聴数は85~100ページが水準。

〈25日〉
 NHK経営委員会が新理事にトヨタ専務の金田新氏。また、今年度の “約束” (18年度事業運営目標)に創造性、信頼性を高めることをポイントにグループ再編等。国際放送については平成20年末までの方針としてラジオの縮小とテレビの番組拡充等を発表。J‐WAVE社長会見でネット活用と若年層の開拓や聴取機会の拡大を図っていきたい。BSジャパンは第1四半期で純利益1億4千万円の黒字を達成し、上期の黒字を見込む。電通はネット会社のオプトと共同で化粧品と保険の販売を支援する携帯電話向けサイトを開設。

〈26日〉
 BRCは日テレ報道番組で若手政治家志望者が名誉毀損と訴えていた問題で「問題なし」。東京MXテレビは27日から「TOKYO MX」と呼称を変更する発表。スカパーは第1四半期で経常利益8900万円を計上。JSATは通信衛星JCSAT‐10を8月12日打ち上げへ。TBSは「イブニングニュース」の安倍官房長官写真問題で「意図的ないが、おわびする」談話。

〈27日〉
 スカパー社長会見でアナログ停波は最大の売り込みチャンスで、これからの5年間が大きな勝負。J:COMは8月から番組供給事業者に「デジタル視聴率」の提供を開始する。テレ東は10月から6年ぶりにG帯で放送の連ドラ「逃亡者(のがれもの)おりん」を発表。JCJは今年のJCJ大賞にテレ朝「サンプロ」取材班「シリーズ言論は大丈夫か」等。

〈28日〉
テレ朝「第1四半期」は売上638億円で2%増、純利益35億円で4・8%減。総務省はゲーブルTVの地デジ対応で今年末には93・9%に達する見通しと発表。フジは8月の「巨人戦」対応でCS、BB、ケータイによるデジタルメディア横断プロジェクトを実現。QR代理店説明会で新社屋スタジオをアピール。BSフジは第1四半期で開局以来初の黒字を達成。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。