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『麦子さんと』、主演堀北真希ら舞台挨拶

【FREE】『麦子さんと』、主演堀北真希ら舞台挨拶

2013年08月31日
『麦子さんと』完成披露試写会で堀北真希ら舞台挨拶 『麦子さんと』完成披露試写会で堀北真希ら舞台挨拶

 ファントム・フィルム配給『麦子さんと』(製作:『麦子さんと』製作委員会/制作プロダクション:ステアウェイ)の完成披露試写会が29日、東京・東新橋のスペースFS汐留で開催され、主演の堀北真希、吉田恵輔監督が舞台挨拶を行った。

 本作は、『純喫茶磯辺』(08年)、『さんかく』(10年)の吉田監督が、8年の構想を経て、自らの実体験をも交えて描く、母と娘の感動の物語(95分)。監督自身が「一番好きな女優さん」と堀北にラブコールを送り、当て書きした麦子役に堀北出演が実現。戦後の町医者、特殊能力者、県庁に勤めるOL女子などをマルチに演じてきた堀北が、本作ではアニメオタクの女子を演じる。

 その兄役には、独自の存在感で映画界をけん引する俳優・松田龍平。頼りないながらも長男らしい優しさを自然に表現し、堀北とのリアルな兄妹を好演する。そして、明るく振る舞う裏で哀愁をたたえ、無償の愛で麦子を包み込む母に余貴美子が扮した。さらに母の故郷で麦子を迎える人々で、麻生祐未、温水洋一らが脇を固める。他に、ガダルカナル・タカ、ふせえり、岡山天音、田代さやかが出演。また、松田聖子の「赤いスイートピー」(ソニー・ミュージックダイレクト)が初めて映画挿入歌として提供され、ラストシーンを彩る。脚本は吉田監督と仁志原了が手掛けた。12月21日(土)よりテアトル新宿他にて全国公開。

堀北真希 お母さんて近い存在のようで、実はあまり知らない存在なのかもしれない。お母さんになる前はどういう風だったのかと考えさせられました。この物語には大きな線が二つあって、一つはお母さんとの関係、もう一つは自分の将来のこと。物語が進んでいく中で、二つがリンクしていけばいいなと思いながら演じました。いろんな要素が含まれていますが、心あたたまる映画になっていると思います。

吉田恵輔監督 今日の日を迎えられて感無量です。何年かかかってこういう作品にしようと思った時に、勝手に堀北さんが脚本の中で動いていたので、出演してもらえて嬉しかった。兄妹は独特なキャラクターだったので、堀北さん、松田さんだったらちょっと気持ち悪い感じになるのではないかと思い、変なダラッとしたいい空気感を観察する感じで撮影した。母親役には、母性を感じる余さんに演じてもらった。母親に対して自分の根っこにある本心をこの作品で描きたかった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。