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『アバウト・タイム』、カーティス監督会見

【FREE】『アバウト・タイム』、カーティス監督会見

2014年07月09日
『アバウト・タイム』リチャード・カーティス監督来日記者会見 『アバウト・タイム』リチャード・カーティス監督来日記者会見

 『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が、最新作『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のプロモーションのために来日。結婚式場の日比谷パレス(東京・千代田区)で行われた記者会見に出席した。

 カーティスが「最後の監督作」と明言している同作は、タイムトラベル能力を持つ青年が、何度も過去に遡ることで恋人や家族との何気ない日々の大切さに気づく、感動のハートフルドラマ。監督は今回が初来日であり、「最後の作品で日本に来られて嬉しい」と笑顔で述べた。

 同作を製作した経緯については「ある時、友人と “今日が最後の日なら何をして過ごす?” という会話になり、結局は友人、恋人、家族と普段の生活を送るという結論に達した。これを映画にしようと思ったが、そんなシンプルな話ではつまらないので、タイムスリップの力を持つ主人公が、最終的には普段の生活が1番良いことに気づくストーリーにしようと思った」と説明。また、これまでに手掛けてきた作品は監督の経験に基づいていると話し、「『アバウト・タイム』では初めて父と息子の関係も描いた。自分と父はすごく仲が良く、映画と同様にいつも一緒にピンポンをやっていた」と、同作にも自身の人生を投影していることを明かした。

 ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイら主要キャストの話にも触れ、「ビルは私の親友。ドーナルは素敵な若者で、レイチェルは以前から一緒に仕事をしたかった。最後の映画で大好きなメンバーと撮影ができて幸せな経験だった」と語った。

 会見には、『ラブ・アクチュアリー』が人生の1本と言うIMALUも登場し、監督に花束を贈呈した。配給はシンカ、パルコ。劇場公開は9月27日(土)。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。