「第23回 東京学生映画祭」が、5月27日~29日まで東京都世田谷区の北沢タウンホールで開催される。昨年「ハイランド」で同映画祭グランプリに輝いた田崎恵美監督(早稲田大学 映画研究会出身)は、新作「ふたつのウーテル」が今年のカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門にノミネートされた。田崎監督に続く、さらなる才能発掘に期待がかかる。
「東京学生映画祭」は、東京近郊の大学に所属する映像制作団体から作品を募集し、最優秀作品を決定・表彰するという、関東では最大規模の学生映画のコンペティション。学生有志によって企画・運営されている。昨年から実写部門に加え、アニメーション部門も新設された。
23年の歴史を数える映画祭。過去には、青山真治、石川北二、熊澤尚人、小泉徳宏、園子温、中村義洋といった著名な商業映画監督をはじめ、多くの映像クリエイターを輩出してきた。昨年は田崎監督を見出し、今年も映画・映像業界から熱視線が注がれる。
27日にアニメーション部門、28・29日に実写部門の本選ノミネート作品上映と表彰式が行われる。ゲスト審査員は、アニメーション部門を新海誠、ヤマサキオサムの両監督、実写部門を大森立嗣監督、落語家の林家しん平、俳優の田口トモロヲが務める。コンペ以外にも、海外学生映画の特集などイベントが多数予定されている。
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