特集:漫画バンク、新パブリックドメインビジネスを立ち上げ

世界の名作映画を漫画化し、元の映画DVDもセットにして販売
　「漫画・世界名作ムービー～DVD付」第1弾カサブランカなど
　パブリックドメインから新たな著作権・漫画を生み出し運用へ世界の名作映画を漫画化し、元の映画DVDもセットにして販売
　「漫画・世界名作ムービー～DVD付」第1弾カサブランカなど
　パブリックドメインから新たな著作権・漫画を生み出し運用へ
　　　　　

　パブリックドメインとなった世界の名作映画を漫画化（コミカライズ）し、その漫画に、元の名作映画のDVDもセットにして、全国有名書店等で販売するビジネスを立ち上げる「（株）漫画バンク」（代取社長・山田裕司）は10月26日、事業説明記者会見を都内で行なった。上画像は、漫画バンク取締役会長の荻野宏氏。


　同社は、「漫画・世界名作ムービー　日本語字幕版DVD付」というシリーズ名称で、不朽の名作映画を漫画化し“DVD付漫画”として、第1弾は「カサブランカ」など4タイトルを11月17日より全国で販売していく計画。このビジネスの柱となる“漫画化”の部分では、同シリーズの総監修として、「課長　島耕作」などで知られる漫画家・弘兼憲史氏を起用して、全体のバリューアップも図っている。また、この“総監修　弘兼憲史”という表記によるネーム・ブランド効果も大きく期待されている。全国流通の面は、幻冬舎に発売を委託し、全国の書店およびDVD販売店などで販売する計画（発行元（株）漫画バンク、発売元（株）幻冬舎）。


　初回発売は、「カサブランカ」「シャレード」「駅馬車」「嵐が丘」の4タイトル。それぞれ定価1380円（税別）で11月17日発売の予定。体裁は基本的にはA5版約160ページでDVDが付属する。DVDは劇場公開版のオリジナルマスターフィルムからノーカットDVDとして新たに製作（パブリックドメイン映画のマスターフィルム取扱大手の（株）ブレーントラストからの二次著作物となる）。
　今後は、「風と共に去りぬ」「ローマの休日」「紳士は金髪がお好き」「奥様は魔女」「バルカン超特急」「ベンハー」「ショウボート」「レベッカ」などの発売を予定しており、定期刊行化を目指している。