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東映「行きずりの街」、窪塚イメチェン!?“仲村さんの真摯な姿勢に刺激を受けた”

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東映「行きずりの街」、窪塚イメチェン!?“仲村さんの真摯な姿勢に刺激を受けた”

2010年11月20日

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 窪塚洋介がイメチェン!? 東映配給「行きずりの街」の初日舞台挨拶が20日丸の内TOEIで行われ、主演の仲村トオルらとともに、劇中でキーパーソンの役を演じた窪塚洋介が登壇。撮影中、仲村の俳優としての真摯な姿勢に刺激を受けたことを明かした。

 窪塚は本作で、南沢奈央演じる謎の失踪を遂げた少女に、何らかの関わりを持つ怪しい男の役として出演。作品の後半には、仲村と肩を並べて歩くシーンがあるが、窪塚は「僕はフラフラ歩いているんですよね。自分では真っ直ぐ歩いていたつもりなんですが…」と少々不満気。続けて、「性格がフラフラしているから、そういうのが出てしまっているのかな」と反省点を挙げた。また、仲村について「実直を越えて、愚直なくらいの(性格の)主人公を成立させた、誠実さや真摯な姿勢にすごく刺激を受けました」と語り、他の共演者についても「みんな凄く良かった。その一員に入れて、見終わった後に逆にプレッシャーになりました」と話すなど、本作への出演に大きな影響を受けた様子。司会者から「俳優魂が刺激されたんですね?」と問われると、「もっと抜本的なところかもしれないですけど…」とコメントするなど、破天荒なイメージから一転し、この舞台挨拶では慎重に言葉を選びながら、終始低姿勢を貫いた。

 また、主演の仲村は、今年でデビュー25年、本作が映画出演50本目となる記念すべき作品となり、当日はお祝いムードに包まれた。仲村のデビュー作「ビーバップハイスクール」の故・那須博之監督の妻であり、脚本を務めた那須真知子さんからは手紙が届き、「那須(博之)は6年前に帰らぬ人となってしまいましたが、今もし生きていてこの映画を見たら、きっとこう言うと思います。『トオル君、いい役者になったな!』と。これからも、1本1本大切に頑張ってくださいね」と内容が読み上げられた。仲村は「あの1本目があって、みんなに助けられて今日があるんだなと思います。那須さん夫婦は、僕が最初に出会った映画監督と脚本家。卵からかえったヒナが、最初に見たものを親だと思うようなもので、僕にとって恩人です」と語り、最後に「この映画は2度目、3度目がさらに感じるものがあると思う。また、劇場に足を運んでください」とアピールした。

 作品は、1992年「このミステリーがすごい!」第1位を獲得した同名小説を映画化したもの。舞台挨拶には、阪本順治監督、出演の小西真奈美、南沢奈央、主題歌「再愛~love you again」を歌うmegも登壇した。(写真は、左より阪本監督、窪塚、小西、仲村、南沢、meg)



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