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松竹「毎日かあさん」、“鴨志田さん、ありがとう”と永瀬が涙声

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松竹「毎日かあさん」、“鴨志田さん、ありがとう”と永瀬が涙声

2011年02月05日
毎日かあさん.jpg 松竹配給「毎日かあさん」の初日舞台挨拶が5日、新宿ピカデリーで行われ、小林聖太郎監督、出演の小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐(子役)、小西舞優(子役)、原作者の西原理恵子、主題歌の木村充揮(元・憂歌団)が登壇した。

 作品は、シリーズ累計170万部突破のベストセラー漫画「毎日かあさん」を実写映画化したもの。原作は、西原自身の人生がベース“「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2007「泣けた本」第1位”にも選ばれている。

 小泉が、売れっ子漫画家にして2児の母、その筆で家族を養うサイバラを演じる。対する永瀬は、サイバラの夫であり元戦場カメラマン、アルコール依存症と格闘するカモシダを演じる。

 登壇後、小泉は「去年のひと夏、一生懸命母さんをやって、母さん業は本当に大変で、世の中の母さんたちの苦労が分かった。母さんたちは勿論、人間みんなの応援映画になればいいな」と挨拶。

 西原は、執筆時のドタバタぶりを披露。「連載が始まった時は、自分を善人化しようとしたが、でも1巻にもならないうちに離婚という不祥事を起こし、どうなるのだろうかと悩みながら描いた。でも、鴨ちゃんが帰ってきて、みんなが幸せになって、良い作品になっていった」。そして、世の母親たちには「幸せの敷居を下げてください。掃除や洗濯をしなくてもいい。店屋物でもいい。みんなが笑っている家がいいんだから」と語った。

 小林監督は「生きていると大変なことがいっぱいあるが、この映画を見て、明日も生きようという力が出てくれれば。もう一つ、身近にいる人、その人のことをもう一度考えるきっかけになれば嬉しい」と述べた。

 舞台挨拶は子役2人の愛らしさも手伝い、終始ほのぼの、和やかなムード。その雰囲気が変わったのが、2度ほど。最初は、木村が“みんなの幸せ”を願って気持ちを込めたという主題歌「ケサラ~CHE SARA~」を、弾き語りで披露した時。会場は静まり返り、登壇者らも舞台袖で聴き入っていた。

 2度目は、永瀬が、自身が演じた鴨志田穣氏について語った時。「天国の鴨志田さんに感謝している。さっきお墓に行って会ってきて、こうして一緒に初日を迎えられた。今もきっと西原さんの隣で、喜んでいるんじゃないかな。この感じが、映画を見たみんなに届くようにと祈っている。鴨志田さん、ありがとう」と、最後は涙声だった。

 最後に、小泉は「まだまだ寒いですが、元気に毎日を送ってください」と、元気よく舞台挨拶を締めくくった。

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