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松竹、5月28日付人事異動の
「映像本部付配給統括部長」はどういう役職なのか?

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松竹、5月28日付人事異動の
「映像本部付配給統括部長」はどういう役職なのか?

2013年06月10日
 松竹が、5月28日付で発表した人事異動(役員・執行役員・MS)についての問い合わせが多い。

 中でも映像調整部長だった関根真吾氏の新職である。映像本部付配給統括部長という耳慣れない肩書き。今回、“配給統括部”という新しい部署が作られたわけではなく、関根氏のためだけの役職である。

 同社の人事部によると、配給統括部長とは、映像本部内で映画配給を担う「映画営業部」と「映画宣伝部」を統括的に管理監督するポジションで、「映画営業部長」「映画宣伝部長」の上席部長として位置付け、直属の上司は、「映画営業部」「映画宣伝部」の担当取締役とする――としている。

 松竹の人事制度に上席部長というものはなく、執行役員でもないわけで、異例の役職と言える。

 今回、秋元一孝取締役が従来の「映像企画部」「映像調整部」に加え、新たに「映画営業部」「映画宣伝部」の担当に就いたわけだが、秋元取締役の直属の部下として、映像企画部には、武田功執行役員映像企画部長、映像調整部には高橋敏弘執行役員映像調整部担当兼映像調整部長(今回就任)がおり、秋元取締役にとって、映画営業部・映画宣伝部の、武田・高橋両執行役員の役割を関根配給統括部長にとってもおうというものであろう。細かい仕事の内容については現在調整中だという。

 今回、ほかには野田助嗣専務が死去以来、迫本淳一社長が兼務していた映像本部長(兼映像統括部門担当)に大角正取締役が常務取締役に昇格して兼務(映像商品部門・映像ライツ部門担当)することになり、正に映像部門全体の総責任を担うポジションに就いたわけで、大角氏の手腕の見せどころである。

 そして、今回同社グループにとって重要な子会社2社に若手の新社長が誕生したことである。

 (株)松竹マルチプレックスシアターズに瀬戸口和人氏(従来・専務取締役)、(株)衛星劇場に井田寬氏(従来・常務取締役)である。子会社の専任社長制をとる同グループにとって、若手による内部昇格による新社長が就いたことになる。

(取締役会長:指田 洋)

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