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東北芸工大「福興」支援―講義&ライブをシリーズ化、次回7/5Ust配信も

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東北芸工大「福興」支援―講義&ライブをシリーズ化、次回7/5Ust配信も

2011年07月01日

「FUKUKOU LIVE」ロゴ

モーリー・ロバートソン

 東北地方唯一の芸大ができることとは――。東日本大震災に対し、東北芸術工科大学とその学生・教職員たちが、アートや映像・音楽の力で被災者の精神的な“福興”を目指している。

 同大学では、震災後すぐに学生有志らが近隣の山形大学とツイッターなどで連携してチーム「福興会議」を立ち上げ、ボランティアをはじめとした様々な活動をスタートさせた。この活動を大学側も全面的にサポート。日帰りボランティア活動“スマイルエンジン山形”の取り組みは、NHKでも紹介された。

 デザイン工学部映像学科では、「福興会議」の活動を支援する特別公開講義「FUKUKOU LIVE」が始まった。趣旨に賛同したゲストが講義と音楽ライブなどを行うもので、一般にも広く解放。5月12日に行われた第1回は、七尾旅人やDE DE MOUSEらが登場。動画配信サイト・Ustreamを通じて国内外6000名超が視聴し、「福興会議」の活動資金の募金を呼びかけに対して61万712円が集まった。

 「FUKUKOU LIVE」はシリーズ化され、7月5日夜には第2回目が開かれるころになっている。ゲストは、ミュージシャンでDJやジャーナリストとしても活躍するモーリー・ロバートソン。若い世代と共に東北と日本の再活性化を考えるプロジェクト「Groove Japan 2」を進めるロバートソンが、フリートークとライブを披露する。ともにUstreamで生中継される。

 創造の力を生かし様々な復興支援に取り組む東北芸工大。東京でも、卒業生らによる日本画のチャリティオークションが、7月24日までコピス吉祥寺で開催されている。





◎東北芸術工科大学 特別公開講座「FUKUKOU LIVE vol-1.5」概要

2011年7月5日(火) ゲスト:モーリー・ロバートソン

第一部・トーク「Groove Talks」新たな視点で世界を考える
 18時~20時/東北芸術工科大学本館1Fラウンジ(山形市上桜田3-4-5)

第二部・ライブ「Welcome Party」
 21時~25時/Rough roll(山形市七日町3-5-35 丸善ビル2F)

>>東北芸術工科大
>>福興会議
>>FUKUKOU LIVE vol-1.5
>>東日本大震災 チャリティーアートオークション

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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