閲覧中のページ:トップ > 文化通信バラエティ > エンタメ・トピックス >

レポート:第3回声優アワード&東京国際アニメフェア2009

エンタメ・トピックス

最新記事

レポート:第3回声優アワード&東京国際アニメフェア2009

2009年03月30日
(ページ 2/7)


■助演女優賞 プレゼンター:文化放送三木明博社長
 遠藤 綾
 「マクロスF」シェリル・ノーム役では、誰もが憧れる銀河の歌姫の強さと弱さを熱演、一気に注目を集める。ほかにも2008年は「ネオ アンジェリーク Abyss」アンジェリーク役、「セキレイ」松役など、多くの作品でメインキャラクターを演じ、その存在感を示した。
 「これまで演じたキャラクターは声を当てる前から魅力的でした。それにちょっとだけ命を吹き込み、参加・色付けできたことがうれしいです」

 沢城 みゆき
 「図書館戦争」柴崎麻子役、「かんなぎ」青葉つぐみ役、「PERSONA -trinity soul-」神郷洵役、「鉄のラインバレル」山下サトル役など、確かな演技力で実に数多くの作品を支える演技派。今後の声優界を牽引していくであろう若手声優の一人。
 「大先輩のパワーに圧倒され感動しています。顔を見ると緊張するが声を聞くと親しみがある。その方たちと同じものを頂いていると思うと、頑張らなければいけないなと思います」


■助演男優賞 プレゼンター:日本動画協会松谷孝征理事長
 井上 和彦
 「夏目友人帳」では、招き猫の姿のニャンコ先生と、ニャンコ先生の本来の姿である妖・斑を好演。その愛らしさと格好よさのギャップで、改めて多くのファンを魅了した。第一線で活躍し続けながら、新人育成に力を注ぐなど、業界への貢献度も高く、今の声優界に不可欠な役者の一人である。
 「僕は仕事が楽しくて、毎日毎日仕事をやらせていただいて幸せだな、と思いながら心を込めてお芝居をしています。36年前に僕をこの世界に入れていただいた永井一郎さんに改めて御礼申し上げます」

 杉田 智和
 2008年は「仮面ライダーキバ」キバットバットⅢ世役、「マクロスF」レオン・三島役、「伯爵と妖精」レイヴン役など、2枚目から3枚目まで巧みに演じ分け、どっしりと落ち着いた演技力と、瞬発力のあるそのアドリブは、多くのファンに支持されている。
 「ここまで携わってくださったたくさんのスタッフの皆さん、そして、投票制ということでファンの皆さんの支持あってこそだと思います」


■主演女優賞 プレゼンター:片寄好之審査委員長(文化放送デジタル事業局部長)
 釘宮 理恵
 人気作品のメインヒロインを数多く演じ、「とらドラ!」逢坂大河役では、凶暴な美少女という一見アニメらしい設定の裏にある等身大の思春期の機微を丁寧に演じ、改めてその実力を示した。一方で「隠の王」六条壬晴役に代表される少年役にも定評があり、未知数の可能性を感じさせる実力派女優。昨年度は「サブキャラクター女優賞」(助演女優賞)を受賞している。
 「好きなことをやって立派な賞をもらえるのは光栄です。テレビの前の皆さんと交流できていることがこの職業に就いて一番幸せなこと。日々、自分を磨いて頑張っていきたいと思います」


■主演男優賞
 神谷 浩史
 主演・助演ともに多くの作品でメインキャラクターを演じる。特に2008年は、妖と人、人と人とのあたたかな交流を描いた「夏目友人帳」で、主人公・夏目貴志役を演じ、派手さはなくとも繊細かつ芯の通った確かな芝居で、作品の魅力を十二分に引き出し、アニメーションの魅力というものを再認識させた。昨年度は「サブキャラクター男優賞」(助演男優賞)を受賞している。
 「感激で言葉が出ない…。特に『夏目友人帳』の緑川ゆき先生、『絶望先生』の久米田康治先生に最大の感謝の気持ちを申し上げたいです。僕がここに立てているのはお2人のおかげです」



●講評
 審査委員長 片寄好之文化放送デジタル事業局部長       .
 今回から『海外ファン賞』を新設しました。第1回、第2回と特に北米、韓国、中国から多くの投票があり、この声を無視する訳にはいかなくなりました。日本のアニメが世界から認められているというのは常識になっています。今回はこの広がり、歴史の深みを感じました。
 46年前に始まったアニメ『鉄腕アトム』、この頃は海外ドラマも沢山ありました。当時小学生の私は本当にその人がしゃべっていると思っていましたが、間違いなく声優の皆さんの活躍があったのです。
 声優という川の源流を探り当てた方、幅を広げた方、そして今まさに作っている方。どの方も美しい豊かな川を作ってこられた方々です。


 授賞式終了後には、式会場からパーティー会場までレッドカーペッドが敷かれ、声優たちがファンの前を練り歩いた。ファンからは熱烈な声援が途切れることなく続き、興奮は最高潮に達した。
   
   
 


(ページ 2/7)


過去のタイトル一覧

2024年

3月

2023年

2月│ 3月│ 10月

2022年

3月│ 5月│ 7月│ 8月│ 12月

2021年

2月│ 3月│ 10月

2020年

10月│ 11月│ 12月

2019年

2月│ 4月│ 5月│ 7月│ 8月│ 10月│ 11月

2018年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2017年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2016年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2015年

3月│ 4月│ 6月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2014年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2013年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2012年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2011年

2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2010年

1月│ 2月│ 4月│ 6月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2009年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2008年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2007年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2006年

1月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月