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レポート:第3回声優アワード&東京国際アニメフェア2009

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レポート:第3回声優アワード&東京国際アニメフェア2009

2009年03月30日
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【公募作品 表彰】

〈学生部門 優秀作品賞〉(2作品)

■作品名「ツクモノキモチ」
■受賞者 宮崎秀輝
 まさか、このような賞がもらえるとは思っていませんでした。この作品の制作に携わってくれた方々、観てくれた方々、これから観られる方々に感謝したいと思います。ありがとうございます。





■作品名「The Switch」
■受賞者 ディーパック・ザッカリア・マシュー(カナダ)=欠席=


〈一般部門 優秀作品賞〉(2作品)

■作品名「Monster Coins」
■受賞者 ヤン・ヴァンス(台湾)
 この作品は、2003年のTAFに参加する際に、当時日本で流行っていたガチャガチャを見たことから、インスピレーションを得て作りました。私は、日本の動画の先輩方にとても感謝をしております。何故かというと、私は台湾で「オタク」と呼ばれる部類の人間で、彼らのような優秀な作品があったおかげで、アニメを将来の仕事として続ける決心ができたからです。宮崎先生、大友先生、押井先生、森本先生たちの素晴らしい作品にとても感謝しています。私にとって彼らは憧れです。近い将来、台湾と日本のアニメーターが合作するような機会が増えることを期待しています。皆さまと良い作品が作れるよう頑張ってまいります。






■作品名「赤い森の歌」
■受賞者 泉原昭人
 素晴らしい賞を受賞することができ、本当に嬉しく思っています。我々「スタジオ・マンゴスチン」は10年以上1つのテーマでやってきました。今回このような賞をいただいたことで、1つの結果が出せたのではないかと思っております。





〈特別賞〉(1作品)

■作品名「コルネリス」
■受賞者 中田彩郁
 会社に勤めながら、時間をみつけて一生懸命作った作品なので、このような評価を頂けたことは、今後の励みになります。個人製作の私を支え、作品のレベルを上げてくださったスタッフの皆さんに感謝しております。今後も「動きを創作する」ことを大事にして作品を作っていきたいと思います。






〈企業賞〉(2作品)
(1)TOKYO MX賞
■作品名「まっくららんどのホネイヌくん」
■受賞者 加藤タカ
 私は、ここ5、6年、「ホネイヌくん」という作品を作っています。2006年に優秀賞を頂いたことをきっかけに、それまでは自分の好きなように作っていただけだったのですが、もっと具体的に多くの人に観て頂きたくなりました。今回の作品に関しては、子供達と傍にいる大人たちに見てもらおうという目標を持ち、「動画革命東京」の支援を得て、パイロット版という形で作らせていただきました。ですから、メディアの賞を頂けたことがとても励みになります。これからも微力ではありますが、少しでも生活の中に幸せを届けられるような作品を作っていけたらと思っております。






(2)東京ビッグサイト賞
■作品名「スケッチブック 華屋八兵衛ノ巻」
■受賞者 竹内僚平
 制作している時は、賞が頂けるとは思わずに、不安な気持ちで作っていました。この作品は、僕を含めた3人と、いろいろな方の協力があって作ることができました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。






〈入選作品〉(4作品)

(1)作品名「Orchestra」/受賞者 奥田昌輝
(2)作品名「印鑑検査工場」/受賞者 石上裕規(代理・中森達也)
(3)作品名「レブン」/受賞者 高橋昴也
(4)作品名「[ai]」 /受賞者 河村康佑
 左から【奥田】この作品は、3人で作りました。他の2人なしでは絶対にできませんでした。2人に、そして観てくださった方に、本当に感謝しています。 【中森】この作品は、16人で作りました。今後、このメンバー全員が映像制作に携わっていくことになりますので、この受賞を糧にしていきたいです。 【高橋】この作品は、アイヌの活動に影響を受けて作りました。いろいろな意味で実験的なものだったのですが、このように認められることができ、とても嬉しいです。 【河村】この作品では、表現技法自体は、奇を衒ったものではなく、ストーリーがストレートに伝わるよう心がけました。ストーリーに重点を置いた作品が、エンターテイメントの祭典であるTAFで入選を頂けたことは、今後の大きな励みになります。








■総評
TAA審査委員長 中嶋正之(東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻教授)
 入選された皆さま、おめでとうございます。今年は、世界20カ国から331作品の応募がありました。その内訳は、190作品が海外からの応募。これが何を意味するかといいますと、このコンペが「国際的」であるということです。しかし、昨年は、446点の応募がありました。これは、過去最高で、つまり、今年は、135点の減少です。昨年は、韓国からたくさんの応募があり、受賞させても良い素晴らしい作品がたくさんありました。来年は、もっと増やさなければならないと考えております。
 今年の傾向は、学生の部門が素晴らしかった。特に、ヨーロッパ、中でもフランス、ドイツから優秀な作品の応募がたくさんありました。これは、5、6年前から世界的にも同じ傾向がみられます。その理由の1つは、一度企業に勤めた方が再教育を受け、そういった方々が現場にもどるというシステムがあり、これが、ここ数年成果をあげているのではないかと感じています。日本も考えなければなりません。






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