アジア全域版アカデミー賞「第16回アジア・フィルム・アワード」の授賞式が12日(日)、香港故宮文化博物館のJockey Club Auditoriumで開催され、最優秀作品賞に濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』が輝いた。同作は、編集賞、音楽賞も受賞する3冠を達成した。
現地では、濱口竜介監督が登壇し、「大家好(ダージャーハオ)。Thank you very much」と挨拶。続けて「ここに来られなかったキャスト、スタッフもいます。その人たちの力で『ドライブ・マイ・カー』という映画が出来上がりました。‐中略‐俳優が本当に何かを感じているから、観客も何かを感じることができるんだというシンプルな原則を私自身信じています。そういうことがこれからも起こせるように、もちろんとてもいい仕事ができたと思ってはいますが、できなかったことにもちゃんとフォーカスをして、またここにいる皆さんと一緒にお仕事ができたらと思っています」とコメントした。