東映、SPE配給『宝島』(9月19日公開)の全国キャラバン第2弾となる静岡でのイベントが14日(土)に商業施設「新静岡セノバ」広場で、15日(日)にMOVIX清水で開催され、大友啓史監督、主演の妻夫木聡が出席した。
新静岡セノバでは、まだ映画を見ていない約150人の映画ファンが集まるなか、2人によるスペシャルトークショーが行われ、作品への期待を高めた。また、翌日にMOVIX清水で行われた上映にも約200人が参加。上映後の熱気冷めやらぬなかでティーチインが行われた。最初の質問者は「生涯忘れられない映画に出会ったと思うほど素晴らしい映画でした」と作品を絶賛したのち、「なぜ今回テレビCMやインターネットに頼らず、このようにいろいろな場所を自ら回ろうとしたのでしょうか」と質問。妻夫木は初主演作品『ウォーターボーイズ』の際に、全国を周り一人一人に作品を届け成功した体験を語り、今回も同じ方法でやりたいと撮影中から思っていたことを話すと、大友監督も「宣伝するというよりも、丁寧に1人ずつ目を見てしっかりと話して届けたい」と語った。
また、「一番心に残っているシーンは」という質問に、妻夫木はある重要なシーンを選択。命の大切さや深い感情について語ると、質問した客が涙し、それを見た妻夫木がもらい泣きする一幕もあり、作品の持つメッセージ性や一言では語り尽くせない思いが共有された。
舞台挨拶のあとには、全国キャラバン第1弾の沖縄に続き、主演宣伝アンバサダーの妻夫木による名刺配布会を開催。約200人全員に笑顔で手渡しする妻夫木の姿に、感動し涙する客の姿も見られた。