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特集:「第22回東京国際映画祭」(10/17~10/25)

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特集:「第22回東京国際映画祭」(10/17~10/25)

2009年10月25日



コンペティション部門
「エイト・タイムズ・アップ」 記者会見 (10月21日)

 第22回東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品「エイト・タイムズ・アップ」の記者会見が21日、六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、シャビ・モリア監督、女優で共同プロデューサーのジュリー・ガイエが出席した。

 作品は、職と家を失い過酷な現実に直面するふたりの男女の姿を、リアリズムとユーモアを交えて美しく描く物語。監督とガイエはもともとある短編作品で知り合ったが、本作のラストシーンにはその短編が使われている。短編は「気がめいる程暗い映画」(モリア監督)だったというが、一転して本作はコメディタッチに描かれている。監督は、「今回はコメディの要素を加え、違ったかたちでストーリーを伝えることを試みた。そのために、フランスでは有名なコメディ役者のドゥニ・ポダリスを起用して、脚本を書き換えた」と完成に至るエピソードを披露した。


特別招待作品
「ゼロの焦点」 完成会見 (10月22日)

 第22回東京国際映画祭・特別招待作品「ゼロの焦点」(製作:電通+東宝+テレビ朝日+木下工務店+朝日新聞社+日販+Yahoo! JAPAN+TOKYO FM+朝日放送+メ~テレ+IMJエンタテインメント+TSUTAYAグループ+FLaMme+九州朝日放送+北海道テレビ+北陸朝日放送+広島ホームテレビ+愛媛朝日テレビ/製作プロダクション:東宝映画)の完成会見が22日、東京の六本木ヒルズアリーナで行われ、犬童一心監督、出演の広末涼子、中谷美紀、黒田福美、野間口徹が登壇した。

 作品は、松本清張生誕100年を記念して、「砂の器」「天と線」に並び称される、不朽の名作を映画化したサスペンス・エンターテインメント(131分)。東宝配給により11月14日(土)全国東宝系で公開。

▼広末涼子 実はサスペンスやミステリーは苦手。最初に脚本を読み終わった時の疲労感が凄くて、出演するかどうか迷ったが、中谷さんのキャスティングが決まっていたことが、一番背中を押してくれた。

(全文は10月26日付【文化通信速報映画版】に掲載)


アジアの風
「台北24時」 公式上映 (10月22日)

 第22回東京国際映画祭/アジアの風部門作品「台北24時」(台湾)は22日に公式上映され、上映後のQ&Aにリー・カンション(李康生)監督が登場した。作品は、大都市の24時間を8分割し、8人の若手映画監督が一人ずつ、割り当てられた時刻の台北の物語を綴るオムニバス。ツァイ・ミンリャン作品の主演で知られる俳優リー・カンションが監督したのは、午前4時から6時までを描いた最後のエピソード「自轉」で、ツァイ・ミンリャンが出演している。

▼リー・カンション監督 テレビ局の製作により、台北を8つの時間に分けて、8人の新人監督が撮るという構想。8人の組み合わせは個性的で、親子の愛情や友情だけでなく、台湾の表情が切り取られている。今の若い作り手が、ツァイ・ミンリャンやホウ・シャオシェンらとは違ってきていることが分かる。


日本映画・ある視点部門
「OUR BRIEF ETERNITY」 公式上映 (10月22日)

 第22回東京国際映画祭/日本映画・ある視点部門作品「OUR BRIEF ETERNITY」の公式上映が22日に行われ、上映前に福島拓哉監督(写真左)、出演の草野康太(同右)が舞台挨拶を行った。作品は、東京のインディペンデントシーンを支える福島監督の最新作。東京に未知のウイルスが蔓延、終末的な世界観をベースに記憶をめぐるドラマが展開されるサイコ・ファンタジー。

▼福島拓哉監督 映画を作ったら、まず人に見せたいと思うので、この上映に来てもらったことで僕自身は満足している。なぜなら、お客さんが見て、映画は完成するものだから。ただ、お客さんは映画が面白くないと満足しないでしょうから、見終わって満足してくれたら嬉しい。

(全文は10月26日付【文化通信速報映画版】に掲載)


コンペティション部門
「イースタン・プレイ」 記者会見 (10月22日)

  第22回東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品「イースタン・プレイ」の記者会見が22日、六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、カレン・カレフ監督、ステファン・ピリョフプロデューサーが出席した。

 作品は、元アルコール依存症の芸術家が、その心をゆっくりと復活させる様を鮮やかに描く人間ドラマ。ブルガリア作品で、監督は本作が第一回作品となる。日本ではなじみの薄いブルガリア映画だが、監督は「ブルガリアでは年に7~8本しか映画が作られていない。だから、このような映画祭に参加できることはブルガリアにとって大きなチャンス」とコメント。

(全文は10月26日付【文化通信速報映画版】に掲載)


コンペティション部門
「テン・ウィンターズ」 記者会見 (10月22日)

 第22回東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品「テン・ウィンターズ」の記者会見が22日、六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、ヴァレリオ・ミエーリ監督、ウリアナ・コバレバプロデューサー、俳優のミケーレ・リオンディーノが出席した。

 作品は、冬のヴェネチアとレニングラードを舞台に、ある男女の10年に渡る「友達以上恋人未満」な関係を描く青春ラブストーリー。ミエーリは本作で監督デビューを飾っている。イタリア=ロシアの合作は珍しいが、監督は「幸いにもプロデューサーやスタッフ、キャストに恵まれた。おそらく、アメリカ以外の国で作られた作品については、色々な国で多くの人に観てもらうためにも、このような合作などによる協力体制が必要だと思う」として指摘した。

(全文は10月26日付【文化通信速報映画版】に掲載)


コンペティション部門
「ACACIA」 記者会見 (10月22日)

 第22回東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品「ACACIA」の記者会見が22日、六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、辻仁成監督が出席した。

 本作は、息子を失った男と、親の愛情を知らない少年との心温まる絆の物語。主演のアントニオ猪木は腰の手術後間もないということで会見には欠席したが、「元気ですか?元気があれば何でもできる、元気があれば映画祭にも出品できる。スタッフ・キャストが作り上げたこの作品が、こうして東京国際映画祭の場に上映されますことを、キャストの一員としてファンの皆様、関係者各位へ感謝申し上げます」とのメッセージを寄せた。また、監督は本作を構想した経緯について「9・11事件の後、世界はお互いを憎しみ合うような状況になっている。前までは暴力を描く『ほとけ』や『フィラメント』といった作品を作ってきたが、今表現者としてやらなければならないことは『希望』を描く作品だと思った」と説明。事件から8年の歳月が流れたが、「このように気持ちが大きく変わって、それ以降初めての作品になる」と話した。



特別招待作品
「笑う警官」 完成記者会見 (10月23日)

 第22回東京国際映画祭・特別招待作品「笑う警官」(製作:ハルキエンターテイメント+角川春樹事務所+東映+東映ビデオ+よしもとクリエイティブ・エージェンシー+読売新聞+ディー・エヌ・エー+サンブック+報知新聞社+クオラス)の完成記者会見が23日午後、六本木ヒルズ森タワー49Fで行われ、角川春樹監督、原作の佐々木譲、出演の大森南朋、松雪泰子、宮迫博之が出席した。(写真は、左より角川監督、宮迫、大森、松雪、佐々木)

 本作は、シリーズ累計150万部を突破した人気小説「道警シリーズ」の第1作を映画化したもの。11月14日(土)より東映配給で全国公開される。

▼角川春樹監督の話 クランクインの前に、スタッフやキャストに「実際に起こった汚職事件を扱った映画だが、スタイリッシュに、世界に通用する映画として撮る」と言ってから撮影に入った。そういう映画になったと思うし、全世界どこででも通用する映画に仕上がったと思っている。

(全文は10月26日付【文化通信速報映画版】に掲載)


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