閲覧中のページ:トップ > 文化通信バラエティ > エンタメ・トピックス >

特集:「第22回東京国際映画祭」(10/17~10/25)

エンタメ・トピックス

最新記事

特集:「第22回東京国際映画祭」(10/17~10/25)

2009年10月25日



コンペティション部門
「マニラ・スカイ」 記者会見 (10月20日)

 第22回東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品「マニラ・スカイ」(フィリピン)の記者会見が20日、六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、レイモンド・レッド監督(写真左)、プロデューサーのデビッド・フコム、出演のラウル・アレリャーノ(写真右)、ジョン・アルシリヤ、スー・プラドが出席した。フィリピンのインディペンデント映画の代表的作家として80年代から活躍してきた同監督の、13年ぶりの長編作品。現代のフィリピン社会の中で生き延びようと苦闘しながらも、追い込まれ孤立し、おかしくなっていく青年を描いた社会派作品。

▼レイモンド・レッド監督 フィリピンの、特にインディペンデント映画には、フィリピンの闇の部分を描いた社会的な作品が多い。そうした作品は、国際映画祭で認められ、配給もつきやすい。フィリピンでは人口の80%が貧困層で、こうした社会的テーマを持った作品でないと見てもらえない。映画作りを始めて26年、今回が4本目の長編作品。今後はもっとスピードアップをして、映画を作っていきたい。

(全文は10月22日付【文化通信速報映画版】に掲載)


特別招待作品
「大洗にも星はふるなり」 舞台挨拶 (10月20日)

 第22回東京国際映画祭・特別招待作品「大洗にも星はふるなり」(配給:日活)の公式上映が20日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、福田雄一監督、出演の山田孝之、ムロツヨシ、白石隼也が舞台挨拶を行った。

 本作は、「33分探偵」の福田監督が仕掛ける暴走LOVEエンターテイメント。舞台挨拶にははじめ山田一人が登壇し、眠そうな表情で「昨日、茨城で雨の中20時~5時まで撮影していたため、今日は3時間しか寝ていないので頭がパッパラパーですが、勘弁してください」と切り出したが、当日が山田の26歳の誕生日ということで、福田監督らが「ハッピバースデトゥーユー~」と歌いながら登場すると、会場は賑やかな雰囲気に一転。サプライズが苦手という山田も、監督・共演者と250名の観客に祝福の言葉と拍手をもらうと、思わず笑みがこぼれた。本作は11月7日(土)より、シネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほかで全国ロードショー。


アジアの風
「心の魔」 公式上映 (10月20日)

 第22回東京国際映画祭・アジアの風部門作品「心の魔」(マレーシア=香港=韓国)が20日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、上映後のQ&Aでホー・ユーハン監督(写真左)、女優のジェーン・ン・メンホイ(写真右)が登壇した。若いカップルと親たちとの確執を描いた作品。

▼ホー・ユーハン監督 人間の暗部が表れた事件をニュースで知って、ショックを受けた。映画化しようと決心し、脚本を書いて発展させていった。母親役は重要だが、マレーシアにはタフなシングルマザーを演じられる女優はいない。ショウ・ブラザーズ作品で知られ、「インファナル・アフェア2」にも出ていた香港のクララ・ウェイにオファーした。

(全文は10月22日付【文化通信速報映画版】に掲載)


「日本―香港 コンテンツ・コラボ・シンポ」
「香港映画100周年記念レセプション」 (10月21日)

 香港貿易発展局とユニジャパン共催の「日本‐香港 コンテンツ・コラボレーション・シンポジウム」と「香港映画100周年記念レセプション」が20日、東京の六本木ヒルズ内アカデミーヒルズ51階・ヒルズクラブで開催され、日本・香港の多くの関係者が詰め掛けた。

 東洋のハリウッドと称され、100周年を迎える香港の映画・エンタテインメント産業は、アジア地域との共同制作を数多く手掛けており、世界から注目を集めている。更には「経済貿易緊密化協定(CEPA)」のもと、巨大な中国本土マーケットへの優先的参入権が与えられており、世界中のエンタメ業界から、大中華市場へのゲートウェイとして大きな関心が寄せられている。

 シンポジウムでは、香港のコンテンツ・エンタメ産業に関する最新情報と共に、中華圏への事業展開を目指す日本の企業に向けて、香港を活用した新たなビジネスモデル構築の提案がなされた。日本からはフルCG映画「ファイナル・ファンタジー」や松本人志監督「大日本人」「しんぼる」のVFX監督を務めた瀬下寛之氏(カシオエンターテイメント常務取締役)、香港からは「スージー・ウォンの世界」や「将軍」を手掛けた香港映画界の重鎮フレッド・ワン氏(香港国際映画祭名誉事務局長、サロンフィルムズ取締役)、映画制作会社イレジスティブル・フィルムズ(IF)のゼネラルマネージャー、ローナ・ティー氏が登壇し講演した。

(写真は、レセプションに出席した香港貿易発展局のジャック・ソー会長(中央)、JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会副会長の迫本淳一氏(松竹社長/写真左)、東京国際映画祭チェアマンの依田巽氏(写真右))

(全文は10月23日付【文化通信速報映画版】に掲載)


特別招待作品
「E.YAZAWA ROCK」 舞台挨拶 (10月21日)

 第22回東京国際映画祭・特別招待作品「E.YAZAWA ROCK」(製作:東映+プルミエ・インターナショナル+トムス・エンタテインメント+東映ビデオ+ラテルナ/製作プロダクション:プルミエ・インターナショナル)のワールドプレミアが21日午後、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、増田久雄監督、矢沢永吉が舞台挨拶を行った。矢沢が映画の舞台挨拶を行うのはこれが初となる。

 本作は、矢沢の30年間を追いかけたドキュメンタリー作品。2007年の武道館100回記念(12月16日)までを記録予定で撮影が行われていたが、急遽大幅に延長され、矢沢が還暦を迎える2009年の東京ライブまで撮影が敢行された。公開は11月21日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー。配給は東映。

▼矢沢永吉の話 この映画は、台本のある通常の映画とは違い、僕の音楽・人生をドキュメントで追っている作品。まあよくこれだけ長くやってこれたなと思った。自分の30年前の映像を見たが、『なんてナマイキなやつだ』と思うね(笑)。青くて、言いたいことをスパーンと言っている。あれが、あの時の自分だったんだなと思う。

(全文は10月22日付【文化通信速報映画版】に掲載)


コンペティション部門
「ストーリーズ」 記者会見 (10月21日)

 第22回東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品「ストーリーズ」の記者会見が21日、東京・六本木ヒルズのムービーカフェで行われ、マリオ・イグレシアス監督(写真右)、主演女優のコンセプシオン・ゴンサレス(写真左)が登壇した。作品は、小説家志望の女性が執筆を通して心の闇に立ち向かう様を描くことで、「物語」の持つ力を見つめ直すと同時に、映画におけるストーリーテリングのあり方に新鮮な光を当てていく。長編と短編を組み合わせる手法で独自のスタイルを確立したスペイン作品。

▼M・イグレシアス監督 いくつかの短編を作ろうとしていて、いつの日かそれらをまとめようと思っていた時に、小説を書く女性を思いつき、劇中の人物に書かせようと思った。

(全文は10月22日付【文化通信速報映画版】に掲載)


日本映画・ある視点部門
「つむじ風食堂の夜」 舞台挨拶 (10月21日)

 第22回東京国際映画祭/日本映画・ある視点部門公式出品作品「つむじ風食堂の夜」(ジョリー・ロジャー配給)の正式上映舞台挨拶が21日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、篠原哲雄監督、主演の八嶋智人、月船さららが登壇した。作品は、吉田篤弘の大人気小説(筑摩書房刊)を映画化した、「私」と周囲を取り巻く人々の、種も仕掛けもない、心温まる物語(84分)。

▼八嶋智人 皆さんも必ずどこかで自分と向き合わなければならない場面があると思うが、そんな時に自分を優しく受け入れられるように、この映画を観て自分を見つける旅を一緒にして欲しい。

(全文は10月23日付【文化通信速報映画版】に掲載)


過去のタイトル一覧

2024年

3月

2023年

2月│ 3月│ 10月

2022年

3月│ 5月│ 7月│ 8月│ 12月

2021年

2月│ 3月│ 10月

2020年

10月│ 11月│ 12月

2019年

2月│ 4月│ 5月│ 7月│ 8月│ 10月│ 11月

2018年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2017年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2016年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2015年

3月│ 4月│ 6月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2014年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2013年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2012年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2011年

2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2010年

1月│ 2月│ 4月│ 6月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2009年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2008年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2007年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2006年

1月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月