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邦画4社の今年のラインナップ揃い、
東映、角川中心にアニメが増加

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邦画4社の今年のラインナップ揃い、
東映、角川中心にアニメが増加

2012年02月10日

 角川書店が2月9日に2012年-2013年ラインナップを発表し、東宝(昨年12月14日発表)、東映(1月30日発表)、松竹(2月7日発表)の邦画4社の2012年以降のラインナップが出揃った。

 今年は東宝配給「進撃の巨人」を除いて昨年の「源氏物語 千年の謎」(製作:角川映画他/東宝配給)や「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―」(製作:バンダイビジュアル他/東映配給)等に匹敵する大作が減少し、それに変わって各社それぞれアニメを強化したことである。

 東宝は「ドラえもん」(3月3日公開)「クレヨンしんちゃん」(4月14日公開)「名探偵コナン」(4月14日公開)「ポケットモンスター」(7月14日公開)「NARUTO ナルト」(8月公開)のレギュラー5作品に加え、スタジオジブリの新作がない今年夏、「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督の新作「おおかみこどもの雨と雪」(製作:日本テレビ他)を公開することである。この他にも、年内数本のアニメの公開を予定している。

 4社の中で最も本数を増やしたのは東映である。傘下に東映アニメーション(株)(代表:高橋浩)というアニメ制作会社を持ち、昨年は春と秋に公開した「プリキュア」シリーズに加え、劇場用オリジナルアニメーションにトライした「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」(5月公開)の3タイトルを配給。今年はその2本の「プリキュア」シリーズと正月公開の「ワンピース フィルム(仮題)」(製作:フジテレビ他)に加え、少年の成長物語を感動的に描く「虹色ほたる-永遠の夏休み-」(原作:川口雅幸/監督:宇田鋼之介/5月19日公開)とジョージ秋山原作をアニメ化する「アシュラ」(監督:さとうけいいち/声の出演:野沢直子、北大路欣也/秋公開)の2タイトルのオリジナルアニメ化に挑戦、さらにかつての大ヒット作「聖闘士星矢」の3DCGアニメ化や現在ある米メジャーが映像化権を保有する同社のヒット作の新アニメ化のプロジェクトが進行中である。

 松竹は、ティ・ジョイと共同配給する「劇場版 TIGER & BUNNY-The Beginning-(仮)」(原作・アニメ制作:サンライズ/9月公開)と劇場版シリーズ化を目指す「劇場版 FAIRY TAIL」(製作:講談社他/監督:藤森雅也/8月公開)など昨年並みの本数である。

 一方、昨年公開作品が2本だった角川映画は、「ストライクウィッチーズ 劇場版」(監督:高村和宏/3月17日公開)と「人狼/JINROU」の沖浦啓之監督が7年の歳月をかけて制作する「ももへの手紙」(原案・脚本・監督:沖浦啓之/主題歌:原由子)、有川浩原作をアニメ化する「図書館戦争 革命のつばさ」(監督:浜名孝行/初夏公開)、宮沢賢治(注文の多い料理店)、永井荷風(人妻)、岡本かの子(鮨)、坂口安吾(握った手)、林芙美子(幸福の彼方)原作をアニメ化する恋愛映画「BUNGO ~撫子~(仮)」(12年公開)、ロボットアニメ「花の詩女 ゴティックメード」(原作・監督・脚本:永野護/12年公開)の5タイトルを公開する。特に「ももへの手紙」は美山加恋、優香、西田敏行、山寺宏一らの声の出演で4月21日(土)より丸の内ルーブル系で拡大公開する。同社は昨年1月1日付で角川書店と角川映画が合併、角川書店原作によるアニメ作品を増やす方針をたてていたが、今年がその元年となりそうである。

(代表取締役社長:指田 洋)

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