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回避馬続出、日本ダービーへの意識の変化 (vol.262)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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回避馬続出、日本ダービーへの意識の変化 (vol.262)

2015年05月15日

今週水曜日の日刊スポーツに「賞金900万円でもダービー出走!?」という記事が載りました。これはちょっと驚いたとともに、競馬関係者のダービーへの意識の変化を表している事象だなと思いました。

その昔は30頭以上も出走していたダービー。いまは最大18頭の制限があり、その狭き門をくぐるために競馬人は切磋琢磨しているわけです。ダービーを勝つことが最大の栄誉であり、出走するだけでも凄いこと。どの調教師か忘れましたが(境勝太郎氏?)、昔はダービーに出走させるために、3歳(現2歳)の早いうちに短距離戦で賞金を稼げるようにスプリンターばかり集めていた、という話もされていたほどです。

そんな、適性度外視でも走らせたいのが「ダービー」のはずでしたが、近年は馬の体調や個性を重視し、ダービー出走を見送るケースも増えています。今年はそれが顕著に表れました。だって、条件戦2勝(900万)でダービーに出走するチャンスがあるのかもしれないんですから!

ダービーのトライアルを勝ったアンビシャスが、「ダービーは距離が長い」と出走回避。NHKマイルCを勝ったクラリティスカイも、ダービーは視野に入っていませんでした。同4着のアヴニールマルシェだって、出てきても良さそうなものです。そもそも、皐月賞が36年ぶりに15頭で行われたのもビックリです。故障馬が相次いだ不運もありますが、賞金的に余裕のある他陣営がそのまま出走に乗り出さないのが不思議。ちなみにオークスも、トライアルのスイートピーSを勝ったディープジュエリーが出走を見送りました。

昨年は2歳の中距離戦の重賞が増強されただけに、今回はてっきり出走争いがもっと激しくなると思っていました。ダービーを最高とする価値観は今も変わっていないと思いますが、ただ出走させるだけのオリンピック精神なら、しっかり馬の適性に合った別レースを選択する。そんな競馬人の意識の変わりようが、特に今年はよく感じられたのでした。

と言いつつ、ダノンメジャーは出走することに決まった模様。この馬はどちらかと言うとマイラーな印象ですが、来年春に定年を迎える橋口調教師にとって最後のダービーになることもあり、参戦を決めたようです。しかも、騎手は橋口厩舎の馬に乗り続けてきた小牧太が起用されるとのこと。このへんは、お祭りであるダービーならではですね。どんな競馬を見せてくれるのでしょうか。


さて、最後に恒例の競馬予想。今週はヴィクトリアマイルです。安定感のあるヌーヴォレコルト以外は、勝っても大敗してもおかしくないメンバーばかり。ここは枠順を重視、内枠からストレイトガールを推します。近走はパッとしませんが、昨年のヴィクトリアマイルはスムーズな競馬なら勝っていた内容でした。今年こそは。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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