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2022年公開の映画ベスト10

平池記者の「競馬ときどき映画」

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2022年公開の映画ベスト10

2023年01月02日
当ブログで毎年ひっそりと勝手に発表している「年間マイ映画ベスト10」の2022年版を発表したいと思います。良かったらご覧ください。

日本映画・外国映画別で紹介します。ランキングは個人的な好みによるものなので、偏りがあることをご了承ください。対象は、2022年(1月1日~12月31日)に劇場公開および配信された作品で、私が観た173本の中から選びました。内訳は、外国映画が99本(うち配信限定15本)、日本映画が74本(うち配信限定2本)です。それではどうぞ!(ネタバレを含みますのでご注意を)


■日本映画


10位:『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』

聡明で前向き、何事にも動じず、新しいもの好き、そして愛情深い父親に魅了される作品。自分もこんな年の取り方をしたいです。



9位:『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』

クジラの形をした反乱軍の戦艦の怖さが素晴らしいです。平凡な自分でもやれるんだというメッセージ性に勇気づけられる映画。しかしロシアが侵略を開始したこの年に公開されるとは何という偶然でしょう。



8位:『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』

まさか孫悟飯があの必殺技を使うとは…胸熱でした!ピッコロが主人公という意外性、レッドリボン軍の丁寧な深掘りと、新鮮さと懐かしさを融合させた傑作。映像も革新的でした。



7位:『四畳半タイムマシンブルース』

「四畳半」キャラたちの独特な台詞使いと楽しい絵、そしてヨーロッパ企画の絶妙な「身近なSF」、そして素敵な脱力感が合わさり、クセになる面白い作品でした。



6位:『決戦は日曜日』

選挙事務所の裏側を楽しめる映画で、世間から見る選挙のギャップに苦笑い。何より宮沢りえの新境地とも言える無鉄砲な2世候補者が抜群でした。



5位:『メタモルフォーゼの縁側』

人生に張り…という要素だけでなく、友情、夢に向かって一歩踏み出す勇気、漫画家の原点回帰など、胸が熱くなる展開が複層的に起こる感動作。芦田愛菜、宮本信子の主演2人が最高でした。



4位:『アキラとあきら』

「東海郵船」の描写が会議室中心で、巨大企業の雰囲気が感じられなかったのが心残りでしたが、アキラとあきらの単なる友情ではない、互いに強い信念を持ち目的を達しようとする“同志”の関係に魅了されました。



3位:『THE FIRST SLAM DUNK』

モーションキャプチャーによる映像を漫画ルックで描くという、途方もない労力を費やして完成させた本作には痺れました。オープニング映像がカッコイイ!そして、やっぱり山王戦は傑作です。



2位:『ヘルドッグス』

邦画では異例とも言える、カラッとしたバイオレンス・エンターテイメントで大好きです。岡田准一演じる兼高の強さ・有能ぶりが痛快。若くスタイリッシュな幹部たちも新鮮で、従来のヤクザ映画にはないシュッとした感じの作品でした。



1位:『ハケンアニメ!』

もっと当たって欲しかった…。もっと多くの人に見てもらうべき映画です。登場する全てのキャラクターが必死で、作品を生み出す苦悩や、人間関係の難しさに共感。それでも最後に団結していく姿には涙がちょちょぎれます。劇中アニメ2本の世界観の作り込みも完璧でした。




■外国映画



10位:『シャドウ・イン・クラウド』

銃座の密室劇から始めるシチュエーション映画でしたが、箱の謎、怪物、日本軍との空中戦など、色々テンコ盛りで飽きません。最後は太い腕で怪物をブン殴る、逞しく成長したクロエにノックアウトさせられる映画です。80年代を感じました。



9位:『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

前半はやや冗長に感じましたが、マッケナ・グレイス演じる少女がプロトンパックを操り始めてからは実に痛快。そして最後はまさかの感動的な展開。ハロルド…



8位:『ミセス・ハリス、パリへ行く』

主人公ハリスのドレスへの一途な思いを叶えてあげようと尽力する周囲の人々に感動してしまいます。当時の汚いパリの街並みのなかで、ディオールで仕立てられたドレスの数々が本当に美しく見えます、



7位:『デイ・シフト』

この映画の軽いノリが好きです。相棒のバンプ化に笑い、スヌープドッグの強さにしびれました。カーチェイスもド派手。バンプの4属性を活かしきれていない気がしますが、それは続編に期待ということで。



6位:『アバター:ウェイ・オブ・ザ・ウォーター』

10年以上前の『アバター』の続編なんて、大丈夫なの?…なんて不安は、映画を見れば一発で払拭されます。やっぱりキャメロンはすごい!本当にパンドラや海の生物が存在するかのような凄まじい3時間の映像体験でした。いくらかかってるんでしょう…?



5位:『ロッキーVSドラゴ:ROCKY Ⅳ』

『ロッキー4』ではイマイチ不明だった、アポロが戦う動機などが再編集版の今回はきっちりと描かれるなど、細かく細かくドラマ要素が挟み込まれ、殺人マシーンのドラゴも人間味が増しました。この編集は大正解。ハーツ・オン・ファイヤーをバックにしたトレーニングモンタージュはやっぱり最高です。



4位:『犯罪都市 THE ROUNDUP』

年に1回は見たいマ・ドンソクの映画。とにかく今回も強くて爽快!マブリーにボコボコにされるためだけに、敵役のソン・ソックが強く憎たらしく描かれます。



3位:『ムーンフォール』

この映画をベスト10に入れる人はいるんでしょうか。いるんです。荒唐無稽じゃないシーンがほぼゼロ。大津波が襲ってくる中でのシャトル打ち上げなど、「そんなアホなー!」という展開が2時間10分続きます。でも、映画は非日常を提供をしてくれるもの。これでいいんです、『インデペンデンス・デイ』へのオマージュも満載でした。エメリッヒありがとう。あわよくば映画館で観たかった…。



2位:『コーダ あいのうた』

全てのシーンが良かったです。手話で話しているので静かなはずなのに、とにかく家族が賑やかで楽しい。ろう者の親を持つ子供という、映画で描くと重くなりがちな題材を見事に軽やかに描き、普遍的な感動作に仕上げました。唯一静寂に包まれるシーンの演出には驚きました。とにかく素晴らしい映画です。エミリアが可愛いです。



1位:『トップガン マーヴェリック』

映画館で5回観ました。これからも観たいので、常時映画館で上映してほしい作品です。鑑賞している間は、まるでトム・クルーズにかかっている「10G」をこちらも感じているような息苦しさがありました。敵機とのドッグファイトに手に汗握り、オープニングのタイトルコールから懐かしさを覚え、戦闘を終えたあとの歓喜の輪に涙し…。映画の魅力を全て詰め込んだような10年に1本の大傑作でした。



以上が私の外国映画・日本映画別の2022年ベスト10です。総合では『トップガン マーヴェリック』を1位に推します。

なお、このランキングには入れられなかったものの、大好きな作品がまだまだありますので下記します。合わせてご覧ください(五十音順)。

日本映画
『Adam by Eve: A Live in Animation』
『異動辞令は音楽隊!』
『KAPPEI カッペイ』
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
『教育と愛国』
『激怒』
『恋は光』
『映画 五等分の花嫁』
『この子は邪悪』
『さがす』
『死刑にいたる病』
『島守の塔』
『すずめの戸締まり』
『地球外少年少女 前編「地球外からの使者」 』
『土を喰らう十二ヵ月』
『とんび』
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』
『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』
『夏へのトンネル、さよならの出口』
『百花』
『ブルーサーマル』
『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終われない』
『野球部に花束を』
『余命10年』
『ラーゲリより愛を込めて』
『流浪の月』

外国映画
『アルゼンチン1985~歴史を変えた裁判~』
『アルピニスト』
『アンビュランス』
『海上48hours-悪夢のバカンスー』
『神々の山嶺』
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
『声もなく』
『ザ・メニュー』
『ザ・レスキュー 奇跡を起こした者たち』
『シャナイア・トゥエイン:ノット・ジャスト・ア・ガール』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『西部戦線異状なし』
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
『ドリームプラン』
『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
『NOPE/ノープ』
『バズ・ライトイヤー』
『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』
『パリ13区』
『ブラックボックス:音声分析捜査』
『FLEE フリー』
『ブルー・バイユー』
『プレデター:ザ・プレイ』
『マーベラス』
『モガディシュ 脱出までの14日間』
『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』

お付き合いありがとうございました。

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