今公開されている『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、70年代の曲が多く使われていることでも話題となっています。特に“ウガチャカ”の「Hooked on a Feeling」は注目されていますね。
でも、個人的には最も耳に残っているのは、映画の最も感動的で良いシーンで使われている「Ain't no mountain high enough」です。元々ある曲をダイアナ・ロスがカバーしてさらにメジャーになったようですが、実は今年、ほかにも「Ain't no mountain high enough」が使われている映画が公開されています。
それが、ジェニファー・ローレンスとクロエ・グレース・モレッツが共演した『早熟のアイオワ』。この映画は、レイプの被害に遭った主人公のストーリーですが、それでも前を向いて、3姉妹でドライブするクライマックスで「Ain't no mountain high enough」を3人が合唱する素敵なシーンがあります。
音楽ライター・泉山真奈美さんの訳(コチラ)によれば、「どんなに高い山も深い谷も越えられない壁ではないわ」という趣旨の歌詞のようで、先の2作品でも、観ているこちらを元気にさせてくれるような最高の場面で使用されているのが特徴です。
そういえば、『天使にラブソングを2』でも、アゲアゲのエンド・クレジットで使われていますし、『タイタンズを忘れない』のロッカーの場面でも流れています。映画の製作者たちにも愛されている名曲なのでしょう。偶然なのか、今挙げた4作品はいずれも評価が高く、縁起の良い曲かもしれません。