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マクザム「海角七号」、6/25セルリリース

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マクザム「海角七号」、6/25セルリリース

2010年04月27日
 マクザムは、台湾映画史上歴代No・1の大ヒットを記録した「海角七号/君想う、国境の南」DVDを、6月25日(金)にセル、7月2日(金)にレンタルリリースする。

 本作は、台湾全土で5億3千万元(約16億円)を超える興行収入を上げ、台湾映画としては過去最高、洋画を含めても「タイタニック」に次ぐ歴代2位となる大ヒットを記録した話題作。日本人女優・田中千絵や、奄美大島出身の歌手・中孝介が出演していることも注目され、日本では昨年12月26日よりシネスイッチ銀座を皮切りに全国約60館で公開。興収7000万円のスマッシュヒットとなった。

 劇場公開時について、同社制作宣伝部の佐藤智一氏は「30代後半から上の層がメインでしたが、男女問わず20代から60代以上まで幅広く動員することができました。パンフレットやサウンドトラック、ノベライズなど、関連商品の売れ行きが好調だったことも特長です」と振り返る。作品は、今は存在しない住所“海角七号”に届いた七通のラブレターが台湾と日本、60年前と現在をつなぐ恋愛ドラマであり、賑やかなバンド・ムービー、カルチャー・ギャップを描くコメディとしても楽しめる内容だ。佐藤氏は「60年前の日本統治時代を肌で感じている年輩の方が、ノスタルジーを求めて劇場に足を運んでくださいました。また、若い人にとってはバンド・ムービーという面でも楽しめたのだと思います」と劇場ヒットの要因を分析する。

 セルDVDは2枚組で税込4935円。視覚障害者対応日本語音声ガイドが収録されているほか、特典ディスクには、メイキングやインタビュー、プレミア試写や初日舞台挨拶の映像が収められている。また、8Pの解説書も封入され、「より本作を深く楽しめる」(佐藤氏)工夫がされているという。

 台湾のアカデミー賞と言われる「台湾金馬奨最優秀映画賞」をはじめ、数々の賞に輝く本作。日本でも「王様のブランチ」ミニシアター・ランキング第1位を獲得するなど、高い評価を得ている。佐藤氏は「台湾の一般人を描く群像劇なので、良い意味で焦点が絞られておらず、見る人によって感情移入するポイントが違うのが面白いところ。老若男女問わず楽しんでもらえる作品です」と作品の魅力を語った。

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